Women to Watch
「Women to Watch(WtW)」は、米国ワシントンD.C.のNMWAで行われる国際グループ展です。2008年より2〜3年に一度の開催を重ね、2024年に第7回を迎えたWtWは、まだ世に知られていない女性アーティストたちを世界の舞台へ引き上げる登竜門として知られています。2024年4月に開催される「Women to Watch」のテーマは「New Worlds / コロナ後の世界」。NMWA日本委員会は、東京都美術館学芸員の藪前氏をコンサルティング・キュレーターとして招き、青柳菜摘氏、石原海氏、藤倉麻子氏、長谷川愛氏、渡辺志桜里氏の5名の若手アーティストの作品を推薦。その中から、長谷川愛氏が日本人として初めて「Women to Watch」展へ参加することが決定しました。
出展までの流れ
委員会発足、コンサルティング・キュレーターを決定
ワシントンD.C.で開催されるグローバルなグループ展「Women to Watch」に向けて、委員会はまず出展候補作家を選ぶキュレーターを決定します。
翌年3月
キュレーターによって選ばれた、「Women to Watch」出展候補作家3〜5名のショートリストを発表します。出展候補作家のポートフォリオがNMWA D.C.に送られます。
翌々年3月
「Women to Watch」出展作家が、NMWA D.C.より発表されます。同展覧会のキュレーションは、NMWA D.C.のキュレーターたちが、各地の委員会から送られたポートフォリオの中で、展示全体のバランスやテーマに合った作品を選び、展示を作り上げる方法を取っています。よって、これはコンペティションではありません。最終出展作家は、各委員会のショートリストから1名が選ばれます。
「Women to Watch」開催年
NMWA D.C.にて展覧会が開催されます。オープニングには、出展作家はもちろんのこと、美術館関係者やコレクター、行政機関関係者、各国大使などが集まり、各国・全米各州から参加する女性作家を応援します。